名誉毀損

* 実績については、ご了解頂いた一部案件のみを抜粋してお載せしています。

常陽リビング7月4日号掲載 弁護士・星野学のくらしの法律『インターネットの誹謗・中傷について』


インターネット上の誹謗・中傷が問題視されていますが、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。


SNSなどインターネット上の誹謗・中傷による被害が問題視されています。

ネットの匿名性を悪用した卑劣な行為は、内容によっては名誉毀損・脅迫・侮辱などの刑事処罰の対象となるほか、損害賠償という民事上の責任を負うことになります。

ここで気を付けなければならないのは、「自分の発言内容は他の人と同じだから問題ない」とはならないということです。

善悪は多数決で決まるものではありませんし、ネット上で発言をした人が多数派とも限りません。また、法律上、発言者の情報開示を求めることができるため、発言者を突き止めることも可能です。さらに最近では、情報開示の迅速化や誹謗・中傷の厳罰化に向けた法改正も議論されています。

ネット上で他の発言者に同調しただけのつもりだったとしても、結果的にあなた自身の責任が問われる可能性があります。

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常陽リビング9月13日号掲載 弁護士・星野学のくらしの法律『ネットへの投稿と名誉毀損』

Q
レストランの食事やサービスに不満があったのでインターネットのあるサイトに厳しい内容の評価を投稿しましたが、あとで問題になるのでしょうか?


A
もし、マイナス評価の投稿が一切許されないとしたら、評価の意味がなくなってしまいます。したがって、厳しい評価を投稿したからといって直ちに問題となることはありません。

ただし、ケースによっては「名誉毀損」や「業務妨害」になる可能性があります。もちろん、嫌がらせやライバル店の評価を落とす目的でウソの事実を投稿するなんてことは論外です。

また、事実と違うことや単なる憶測、例えば根拠もなく「あの店は高級ワインの瓶に安いワインを詰め替えて客に出している」といった内容の投稿は問題になります。さらに、お店やサービスの内容とは無関係の個人攻撃や差別的な投稿は許されません。

ネットへの投稿は直接対面した相手方に対するクレームと異なり投稿内容が過激になる傾向がありますので、投稿をする前に冷静な目で内容を見直してみるのがよいと思います。

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