代表弁護士・星野学が筑波大学の非常勤講師に就任しました。大学では刑事事件の裁判員裁判に関する講義を担当します。具体的な内容は,刑事訴訟に関する理論面ではなく,実際の裁判で問題となる「被告人は本当の犯人か?」「被告人に人を殺す意図はあったのか?」などを様々な証拠から判断して有罪・無罪などを決める「事実認定」という分野を担当します。また,あわせて学生による模擬裁判に対する講評も行う予定です。
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* 実績については、ご了解頂いた一部案件のみを抜粋してお載せしています。
代表弁護士・星野学が筑波大学の非常勤講師に就任しました。大学では刑事事件の裁判員裁判に関する講義を担当します。具体的な内容は,刑事訴訟に関する理論面ではなく,実際の裁判で問題となる「被告人は本当の犯人か?」「被告人に人を殺す意図はあったのか?」などを様々な証拠から判断して有罪・無罪などを決める「事実認定」という分野を担当します。また,あわせて学生による模擬裁判に対する講評も行う予定です。
Aさんは覚せい剤取締法違反で執行猶予中でしたが,尿検査の結果,再び覚せい剤成分が検出されたため,覚せい剤を使用した疑いで警察に逮捕されたました。Aさんは逮捕時から一貫して覚せい剤の使用を否定していましので,Aさんの言葉を信じて刑事弁護を引き受けました。事件の詳細を聴取するとAさんが知人からかぜ薬だとしてもらって服用した錠剤が,実は非合法に入手されたものであり,その錠剤に覚せい剤成分が含まれていた可能性があることが判明しました。そこで,Aさんに対しては安易に調書に署名をしないようにアドバイスをするとともに,検察官に対してAさんが服用した錠剤が非合法に入手されたものであること,その錠剤に覚せい剤成分が含まれていた可能性があること,Aさんがそのことを知らないで錠剤を服用したことなどを指摘しました。その結果,Aさんは不起訴処分となり釈放されました。
覚せい剤使用の前科があり,かつ,執行猶予中に尿検査で覚せい剤成分が検出されて逮捕されたにもかかわらず不起訴処分となり釈放されたケースは珍しいと思います。
Aさんはケンカになった相手方に全治1週間程度のケガを負わせてしまった傷害事件で検察官などの取調べを受けるとともに,相手方からも示談金として70万円を請求されていました。
そこで,当事務所でAさんの弁護活動を引受け,相手方と交渉したところ11万円ほどで示談ができました。その結果,Aさんは傷害事件についても不起訴処分となりました。
自家用自動車を運転中に歩行者に接触して死亡させた自動車運転過失致死被疑事件で,依頼人の過失が小さいとは言えませんでしたが,依頼人が公務員であり正式裁判(公判請求)となればその身分を失ってしまうため,検察官との交渉などにより,罰金処分を獲得し,依頼人は仕事を失わなくて済みました。
なお,この事件では公安委員会での聴聞にも当事務所の弁護士が同行し,事故の状況などの諸事情を説明した結果,公安委員会の処分も免許停止に止まり,取り消しを免れました。
被害者の頚部を刃物で傷つけた後に自動車でひこうとしたとして殺人未遂で逮捕された事件で,起訴前から弁護活動を行い,傷害での起訴に止まらせ,さらにその後被害者との示談も成立させる等の弁護活動をしたことによって,執行猶予付の判決を獲得しました。