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常陽リビング5月8日号掲載 弁護士・星野学のくらしの法律『最近の「借金」事情について』


高収入でもなく余裕がないはずなのに、子どもがいろいろな物をたくさん購入しています。借金はしていないと言いますが心配です。


ネットやアプリを利用することで新品や中古品を安く購入できるようになりましたが、一方で新たな「借金」が増えているともいわれています。

欲しいものがあるけれどお金が無い。そのような時に若い方の中には、安易な解決方法として、今買って支払いは翌月にする「翌月払い」や購入金額にかかわらず毎月の支払額が変わらない「定額払い」というサービスを利用される方がいるようです。

しかし、翌月払いは購入日から実際の支払日までの利息が加算されている場合や、定額払いも支払をしていない部分に高い利息が加算されている場合があります。

「借金」や「利息」とはっきり書いてなくても、本来の支払額に手数料やシステム利用料などの名目で金額が上乗せされているのであれば、結局はお金を借りて利息を払っているのと同じです。

物を買うときに「借金」や「利息」を意識させないのは、企業にとって上手な方法です。しかし「うまい話には裏がある」という言葉を思い出し、便利なサービスを利用する前にその仕組みを確認することをお勧めします。

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常陽リビング 2021年5月8日号

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