Aさんは,車を運転中に自転車に乗った子供と接触事故を起こし,その後,事故現場を離れてしまいました。Aさんは,警察から「ひき逃げ」だと追及を受けたため,当事務所に弁護活動を依頼されました。そこで,代表弁護士星野学を中心に,接触事故については真摯に謝罪して被害者から許してもらうが,ひき逃げであるとの指摘についてはAさんは救護依頼のため公衆電話を探しに行っただけであると主張するという弁護方針を立てました。そして,弁護活動の結果,接触事故に関しては被害者のご両親と示談を締結し,さらにAさんを許すという上申書を作成してもらいました。また,ひき逃げであるという指摘に対しては,Aさんの健康状態が良好ではないことから強硬な取り調べは受け入れられないという申し入れをした上で,Aさんが事故現場を離れた理由を詳細に検察官に説明するなどの対応をとりました。その結果,Aさんは不起訴処分とされ,起訴や罰金処分もされないで済みました。また,公安員会から免許取消の処分が予定されていましたが,ひき逃げの点について不起訴処分とされたことに伴い,運転免許も取り消されないですみました。
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